プータ: 2010年3月アーカイブ

思考錯誤

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 この一週間は涙を流しながら仕事をするのかと思っていました。

 

 でも全然違っていました。

 

 何とか片腕で仕事ができないか思考錯誤をしていました。

 

 片腕では確かに出来ない事がありました。

 

 時間も今まで以上にかかります。

 

 体も疲れますが出来ることも沢山ありました。

 

 手術の結果、腕が上がらないのは覚悟できていますが

 

 肘が動くかどうかでかなり生活の質がかわりることもわかりました。

 

 実際に腕がうごかない状況と今とでは随分違うと思いますが

 

 ちょっと工夫をすることでまだまだ仕事ができそうです。

 

 

 

 

再発 転移 

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 ここ1週間は肩の痛みに対して転移の恐怖と闘っていました。深く考えると気持

ちが悪くなったり、夜中に目がさめて眠れなくなったり、いらいらしたりと落ち着か

ない日々が続いていました。

 

  そして昨日、最悪の1日になりました。

 

  肩の骨に腫瘍がみつかりました。正確には肩甲骨で上腕骨頭の近くになりま

たぶん2年前に取りきれなかったか、その時すでに転移していたものが大きく

なってしまったようです。

  http://www.satozuka.or.jp/1sinryouka/goroku/index.html

  

 昨日はさすがに夜までひとり落ち込んでいました。まず頭に浮かんだのは左腕

が動かなくなると仕事が出来なくなってしまうことです。さすがに寂しいのひと事で

す。

 

  でも今日はもう大丈夫です。

 

 会社の社員やばあちゃんに話しをしているうちに少しずつ気持ちが楽になってき

ました。今回は脳への転移でもないし、左腕が動かなくても右腕で十分普通の生

活はできる。幸いにも私が仕事ができなくても生活に困ることもない。これからは

出来る範囲で仕事をやっていこうと思います。 

 

 今回の選択肢は3つ。切除、粒子線治療、緩和治療。肺の腫瘍を考えると粒子

線治療ははずれる。肺の腫瘍がまだ小さいことと新薬に期待して、緩和治療もは

ずれる。残ったのは、切除。前回の凄い痛みを思い出してちょっとやだけど、これ

しかないかな。

 

 これからの予定は来月5日に骨シンチとCTの検査。その後入院手術になるの

ですが、親会社のシステムが来週から変わる為手術の予定を1~2ヶ月延ばして

もらうことも考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 腕の痛み

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  昨年の12月中旬から手術をした左腕がたまに痛い日があったのですが、今月

なってから腕がほとんど上がらなくなってしまいました。左手の握力もなくなり、

何かを持つと腕に痛みがはしるようになってしまいました。

 

 以前は、水平よりもさらに上まであがっていたのですが、今は下から30度ぐらい

までしか自力ではあがりません。かろうじて肘は曲がるので何とか仕事もできてい

のですが、製品をもつのも両手が使えない為2回往復しないといけないのでとて

疲れます。このまま痛みが続くと仕事もきつくなってきます。

 

 今、机に向かってキーボードを打っていますが、下から机の上まで手を持ち上

げるのに痛みがあり、ゆっくり、やっと持ち上げることしかできません。普段は自

然に手でフォローしています。空中に浮かしてブラインドタッチで打つことができ

ず、ファンクションキーを左で打つと腕に痛みがあります。

 

 前回の診察で先生に詳しく話しをしたら、すぐにX線とMRの予約を入れて下さ

いました。触診では腫瘍のようなものは見つからなかったので、転移でなければ

よいのですが・・・?。すべてが19日にわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 今年ももう3月になってしまいました。3月と言うと、卒業式がすぐにあたまに思い

だしますが病気になってからはもう1つ思い出すものがあります。それは、確定申

告(医療費控除の為)です。

 

 昨年は、私が1月まで入院していて夏に子供が入院、手術。そしてばあちゃん

が定期的に病院。私の病院への交通費だけで10万円越え。通院回数はなんと17

回。治験に参加していた為頻繁に検査の必要があったのが原因です。 でも実際

は交通費と検査費、薬代は今回の治験では支給されるので、ほとんどかかってい

ません。

 

 一年間の医療費を計算したのですが、なんとビックリ。高額医療の制度と保険

に入っていなければ私の家の家計はとっくに破綻しています。

 

 明日2ヶ月ぶりに診察の為東京まで行きます。1日がかりなので、今日子供と仕

事が終わった後に本屋に行ってこようと思っています。

 

 明日の診察では、新しい治験について参加できるか聞いてこようと思っていま

す。数年前までは軟部肉腫の治験はほとんど行われていなかったと聞いていた

のですが血管新生阻害剤や分子標的治療薬などがでてきて、軟部肉腫の世界で

も少しづつ進歩しているようです。

 

 私の病気でもはやく効果のある薬がでるとよいのですが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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