元気な闘病記: 2009年8月アーカイブ

悲しい時間

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 1カ月ぐらい前の私のブログ記事で、朝から晩まで機械を動かし仕事をすると書

いたのですがここ一週間体が付いていきません。頭では仕事をしなくてはと思うの

ですが、体がいうことをきいてくれません。こんなに急激に思うように動けなくなる

とは思ってもみせんでした。

 

 薬のせいなのか、根性がななくなってしまったのか私にはよくわかりませんが、

とにかく体が重く酷く疲れてしまい仕事をする気力がなくなってしまいます。日中の

仕事も休みながらなんとかやっています。体重も少しずつ減ってきています。でも

朝7時ぐらいから夕方6時ぐらいまでは会社で何かしています。

 

 私と同じ病気で闘病されているテノール歌手の本田さんが先日のブログで「いつ

の間にか、身の回りの整理もすっかりできて、自分が死んだあとに周りの人が困

らないように、といろいろと準備をして、スッキリしてきたけれど、どこか虚しい。」と

書かれていましたが私も同じような事を考えてしまうことがあります。光熱費やそ

の他いろいろと自分名義のものを妻名義に変えたり、身の回りの整理をするとき

はとても、寂しく、虚しく、悲しくなります。

 

 私はまだ綺麗に見の周りの整理はできていませんが、一週間に何度かそろそ

ろこれも捨てようかとかこの先会社はどうなってしまうのかとか考えることがありま

す。そんな時間が一番いやな時間です。でもほとんどの時間は来年の今頃も今と

同じ生活をしていると思って何も考えずに過ごしています。

 

 私と同じ病気や他の癌で闘病されている方も、誰にも話しができずにひとり悩

み、苦しみ、悲しんでいる方がいると思います。特に体の自由が効かないととても

辛いと思います。でもそんな時こそ、自分の事を一番心配してくれている人にほん

の少しでも話しをしてみてはいかがですか?きっと気持ちが楽になると思います。

 

 無理をせずその日できることをひとつひとつやっていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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