元気な闘病記: 2010年4月アーカイブ

 

 毎週土曜日か日曜日にはブログを更新しようと思っているのですが、今ブライン

ドタッチができなくなってしまっったのでキーボードをたたくのがちっと億劫になって

きています。そんなわけで先週はさぼってしまいました。

 

 麻薬系の痛み止めは私の体質にはあわないようで結局湿布の貼り薬と炎症を

抑える弱い痛みどめでなんとか痛みのコントロールをしています。痛みがとれたわ

けではなく常に弱い痛みがあり時に強い痛みに襲われます。でもその強い痛みも

長時間ではなく数分するとおさまってくるのでじっと我慢しています。今は左腕を三

角巾で吊った状態で仕事しています。

 

 一番困るのが車の振動です。これには困っています。昨日も子供の誕生日のお

祝いに食事でも行こうと約束していたのですが、会社からの帰りに車を運転してい

て段々痛みがましてきてしまいその後は妻と子供達だけで行ってもらいました。

 

 肩の手術の方針がだいたい決まりました。左腕は動くことはないと諦めていたの

ですが主治医の先生が色々考えてくださったので、長い手術時間にはなりますが

多少腕を上げることができる様になるかもしれません。

 

 手術の内容はまず手術前日に塞栓術で肩甲骨付近の血管を塞ぎます。これは

手術中の大量出血をなくす為だそうです。手術は、まず肩甲骨をいったん体から

はずしてその型をとり、腫瘍がある部分を削りとり-90度の液体窒素に入れ、

削った部分をセメントで補修してまた体に戻す手順になるらしいです。-90度で

がん細胞が死滅することがわかっているそうです。

 

 手術中は私は寝ているだけなので、手術時間が3時間でも8時間でも同じだと

思っています、それよりも術後少しでも左腕が上がれば生活が改善されるのでと

ても助かります。もしかすると現場の仕事もできるようになるかなとちょっとだけ期

待しています。

 

 手術は5月末か6月の初旬になりそうです。

 

 

 

 

 

痛みどめなのに

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 前回の診察の時に痛み止めの薬を素直にもらってきました。でももらった薬に

麻薬と書いてあったのでびっくりしました。麻薬と聞くとすぐにモルヒネを思い出し

てしまいますしどうしても死の直前に使う薬というのが頭に浮かんでしまいます。

 

 今回処方されたのがオキシコンチンとオキノームです。先日その薬を飲もうとし

たのですがやはり色々な思いがありためらってしまいました。ネットで調べてみる

と自分の医療用麻薬に対する考えは間違いであることがわかりました。最近は痛

みを我慢せず早い時期から積極的に麻薬が痛み止めとして使われはじめている

ようです。

 

 副作用として眠気、便秘、吐き気と書いてあったのですが、これほどひどいとは

思ってもみませんでした。夜の9時に1回目を翌日の朝9時に2回目の薬を飲ん

だのですが、2回目の薬を飲んでから1時間後ぐらいから吐き気がはじまり気持ち

が悪く立っていることもできなくなりました。その後1時間おきぐらいに嘔吐をしてし

まいまるで抗がん剤の副作用よりひどい感じがしました。この状態が夜まで続き

ました。さすがに夜の9時にまたこの薬を飲むことはできませんでした。

 

 昨日も一日中気持ちが悪く家で寝ていました。昼ごろから少しずつ食事がはい

るようになり夜にはほとんど普通の状態にもどりました。でも今日は朝から腕が痛

み何もする元気がありません。明日また病院なので副作用の状況をちゃんと話し

をしてこようと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先日病院に行ってきました。血液検査、尿検査、レントゲン、造影剤のCT、そし

て骨シンチとほとんどすべての検査を一日でやってきました。そして最後に診察で

す。骨の進行は私の想像よりも進んでいて転移した腫瘍の大きさは5x3x4cm

なっていました。

 

 肩の腫瘍は全て取ったと思っていたのでちょっとうかつでした。でもきっと2年前

に細胞レベルの転移であったとしても誰も見つけることはできなかったのだろうと

思っています。その後は私は肺の治療の事ばかりを考えていたので肩の痛みが

あるまでまったく気にしていませんでした。1度でもMRを取っておけばと今更なが

ら思いますが、治験中はたとえ見つかっても手術はできなかったのでそう大きな

差はないと思っています。 

 

 前回の手術と近い場所をもう一度手術をしないといけないのはちょっと辛いです

が治験で多少よくなるという希望をもって過ごせたこの2年間は私にとってとても

有意義な時間だったと思っています。結果的には治験で効果はありませんでした

が腫瘍が見つかって死の恐怖の中にいた私の心を救ってくれたのが治験でし

た。手術をしてまた新しい治験がはじまるのを待ちたいと思います。

 

 今回の手術では肩甲骨をすべて取らないといけないようです。前回鎖骨を半分

ぐらい切除しているので腕を支える骨がなくなってしまって左腕がぶらぶらになっ

てしまうので先生も困っていました。人工骨とかあると思っていたのですが先生か

らはあまり良い返事がもらえませんでした。そのうち先生が独り言の様に「どこか

ほかの骨をもってくるかなぁ~、でもうまくくっつくかなぁ~」とつぶやいていました。

私は帰りの電車の中でどこの骨をもってくるのか必死に考えていましたがどこの

骨でも恐怖です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

免疫力の低下

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 月曜日から風邪をひいてしまったのと左腕の痛みとでとてもきつい一週間にな

ってしまいました。明日には良くなるだろうと思いつつ、ふらふらになりながら仕

事をして家にかえる日々でしたが昨日とうとうダウンしてしまい医者に行ってきま

した。午後は仕事を休み部屋で寝ていました。

 

 最近とても体が弱くなってしまったような気がします。体の免疫力が著しく低下し

てしまったのでしょうか ?そういえば今年は花粉症をほとんど感じませんでした。

毎年鼻水、鼻詰まり、目のかゆみで凄く悩まされるのですがほとんど感じないうち

に花粉症の時期を通り過ぎようとしています。これも免疫力が低下して花粉を異

物として体が感じなくなってしまった為のような気がします。

 

 ここのところ左腕が痛み、ほとんど右腕一本で仕事をしています。仕事量は変

わらないので体の疲れはピークになっています。一週間ぐらい仕事をしたくない気

分です。前回の診察の時にやせ我慢をしないで素直に痛み止めの薬をもらってく

ればよかったと反省しています。

 

 昨日、長男が大学の入学式でした。自分の時を一生懸命思い出したのですが

どうしても思い出せません。来週は次男の高校の入学式があります。その後私の

入院手術もありもう暫く落ち着かない日々が続きそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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