闘病記手術前: 2007年12月アーカイブ

新たな一歩

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先日主治医の先生にラジオ波凝固法の相談に行ってきました。

 素人のこんな提案、もしかしたら一蹴されてしまうのではと思いながらも今はこれしかないという強い気持ちで話しをしてきました。

 以外にもあっさり"やってみたら"と言ってくださいました。"やっても意味がないよ"といわれた時の言葉をいっぱい用意して行っただけにあまりにもあっけなく許可して頂いたので自分でも次に何を話してよいのかわからなくなってしまいました。

 何よりも先生が、"結果がよかったらこの病院でも検討してみるよ。他の患者さんにもすすめるよ。"と言ってくださった事は、私にとって嘘でもいいので本当に心から嬉しく思いました。

 人生の最後に素敵な先生と出会えたことに、とてもさわやかな気持ちで帰路につくことができました。

 来年早々この治療を行っている病院に、私の肺の転移腫に対してこの治療が適合するかどうか行ってみたいと思っています。

 ともハハさん、コメント有難うございました。私達にとって、ほんの小さな情報でも有難いですね。また、いろいろ教えて頂けると助かります。

 参考までにラジオ波凝固法は熱で腫瘍を焼いてしまう治療法ですが、まったく逆の発想で凍結療法というのがあります。現在、慶応義塾大学病院のみで臨床試験的にやられているようです。


 

 

 

今日は雲ひとつないとっても良い天気です。でも寒くなりました。朝、仕事をちょっとだけして先ほど自宅に戻ってきました。そろそろ年賀状も書かないといけないですね。

 先日からどうにか肺の腫瘍がなくならないか、ず~と考えていました。ネットでも今まで軟部肉腫とか肉腫とかで検索をかけていたのですが、あまり良いデータにヒットしません。

 そこで視点をかえて、今度は肺がんとか肺転移腫とかで検索をかけているとその治療法にCTガイド下によるラジオ波凝固法というのをみつけました。

 簡単な説明です。

 ラジオ波凝固療法(RFA)は、ラジオ波を発生させる電極(針)を腫瘍に挿し、誘導加熱することにより癌を壊死させる治療法です。原理的には電子レンジで加熱するのと同様で、癌細胞は60℃以上で死んでしまいます。肝臓癌において、RFAは低侵襲であり、その有効性が多く報告され、保険適応にもなっています。近年、RFAの肺癌への臨床応用の報告もあり、良好な成績が報告されています。

 もしかしたら私の肺への転移腫でも使えるのではと思い調べ始めました。もし可能であれば、肺への腫瘍を壊死させることができる。もちろんまた新たに増殖してくるとは思いますがこれからは早期に発見できるので次から次と壊死させることができれば長期延命できるのでは・・・。

 早速来週、主治医の先生に相談することにします。

 もう調べ尽くしたと思っていたのですが、知らないことがまだまだあるのですね。

 普通の人はどのようにしてこのような情報を得ているのでしょうか?。もしかしたら知らない人がいっぱいいるのではないかと思っています。

 新しい治療方法を知っていて自分が選択しないのであれば納得できるのですが、知らなかったために選択ができなかったらとっても寂しいと思います。

 これからは、もっともっと癌について勉強していこうと思います。

 

 

 

 

手術は来年になりました。今の予定では1月の中旬です。
今週とても忙しかったので、なかなか更新できませんでした。

来週も週末まではちょっと無理かな?

一年の内で一番忙しいこの時期に病気になってしまったので会社は本当に大変だと思います。
皆がんばってくれているので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にありがとう。

手術が延びたのと仕事が忙しいことで、生活のリズムが大きく変わってしまいました。

今まで6時から21時ぐらいまで仕事をして一日おきに自宅に帰る、土、日も半日仕事。
たぶんこの時期一ヶ月ぐらいは休みなしで仕事をしていたと思います。

でも今は家族との時間を少しずつ増やしています。

  4時              起床
  5時 ~  9時       仕事
  9時 ~ 13時       休憩
 13時 ~ 17時       仕事
 22時ぐらい          就寝

こんな変則的な生活が手術まではつづくと思います。
きっと自営業だからこんな生活できるのでしょうね。

今日は朝から肩が痛いです。それと先日からちょっと気になることがあります。
右足の付け根の部分が朝起きると痛むのです。

先生にも話しをしたのですが何もなっていないので左肩をかばって変な寝方になっているのでしょうとのことでした。

私もそう思うのですがつい病気と結びつけてしまいます。

 

 

 

 友達からセカンドオピニオンを薦められています。

 でも今は、必要ないと思っています。

 以前にも書きましたが、胞巣状軟部肉腫で抗癌剤を今使う事にどうしても納得ができないでいました。ですから先生の治療方針で抗癌剤の治療を今薦められたら、きっとセカンドオピニオンで別の先生に治療方針の確認をしていたかもしれません。

 でも、今の私の主治医の先生はその提案をされませんでした。ですから自分の考えと先生の意見に今は相違はありません。これからの治療方針に迷いや戸惑いは今はまったくありません。

 1000万人に2人というのは本当に大きな壁なのです。日本の総人口からして、10数人しか1年間にこの病気にかかる人がいないのです。

 薬品メーカーがこの人達の為に抗癌剤を開発するわけもないと思います。
 
    だとすれば使用する抗癌剤は何?

 私は、医者ではありません。勝手な憶測にすぎませんが、どうしても疑問が残ります。

 確かにこの病気で抗癌剤が効いた人がいるのかもしれません。でもほとんどの患者さんが効かないのはここに大きな問題があるのではないでしょうか。?

 抗癌剤を否定するつもりもありませんし、きっと私もいずれお世話になると思います。


   でも今ではないと思っています。

 

 

 

 

神様に感謝

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このブログを読まれた人は、私がとても落ち込んでいると思っているかもしれません。でもそれは間違いです。毎日笑って普通の生活をしています。ここに書いていることは真実ですが決して毎日、悩んで、苦しんで、おお泣きしている日々を過ごしるわけではありません。

 今回病気になってとってもありがたいと思っていることがあります。

   私にほんの少しの時間を与えてくださったことです。

病気になってしまったことはしかたのないことです。誰が悪いわけでもないし、誰に文句を言ってもしょうがないことです。おお泣きしても、いじけてみても、悩んでみても決して病気は治らないのです。

 数時間後に事故で亡くなる人もたくさんいます。癌と言われて入院してそのまま家に戻れない人もいます。


   でも 私には時間があります。時間を与えてくださったことに感謝しています。


 

 

 

治療方針決定

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毎週火曜日が病院の日です。

 今、普通の生活ができているのでふとすると自分が末期の癌であることが夢のように思えてしまいます。それくらい、なぜか元気なのです。

 でもさすがに病院に行く前日ぐらいから現実に引き戻されます。

 今日、自分が決めた治療方針を先生に話してきました。今まで調べた内容で疑問に思うことすべてを聞いてきました。自家がんワクチンも何も問題なく受け入れてくださったので自分の納得できる治療ができることにありがたいという思いでいっぱいです。

 先生の都合で肩の2ヶ所の切除は年明けの来年1月になります。3週間ぐらいの入院が必要になるようです。今回は抗癌剤はやりません。日にちは後日連絡がくるそうです。

 でも困ったことに連絡があった次の日の10時30分までに病院に来るようにと言われてしまいました。ブログを更新する時間があるかな?

 お正月早々に入院の準備です。

 

 

 

決断の時

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 明日病院に治療方針の話しをしに行きます。前回書いたように3つの方法があります。

1、化学療法 抗癌剤 
これは副作用が強く、この病気にはほとんど効果がない可能性が高いと、何をみても書かれています。

2.免疫療法 
 種類がたくさんあるようですが、自己活性化リンパ球療法で2つの論文をみつけました。

1つは進行は進んでいるけれど治療を継続することで延命がすることがあり副作用がみとめられない限り治療を継続することが望ましいと書かれていました。
 
もう1つは、まだ臨床期間が短いですが肺に転移している腫瘍の増加や他臓器への転移はなく順調に推移していると書かれていました。
 
自費治療で、金額が200万以上かかるみたいです。
あくまで、ネット上の情報なのでどこまで信用性があるか疑問もあります。

3.がんワクチン
 セルメディシン株式会社でやっている自家がんワクチンです。切除して摘出した自分のがん組織を特殊な免疫刺激剤で特殊加工し、注射します。体内で活性化された免疫細胞が、がんを攻撃するというメカニズムです。

 自費治療で150万ぐらいです。
 効果は脳腫瘍や肝がんでは実績があるようですが、私の肉腫ではまだ検証されていないようです。

 今回 肩にある2つの腫瘍は切除、肺はがんワクチンに決めました。その後肺の腫瘍の増加が止まらなければ免疫療法をやりたいと思っています。そして最終手段として化学療法、これでだめなら・・・。遺伝子治療が実用化されるのを期待したいと思っています。

 明日先生とじっくり話しをしてきたいと思っています。

 

 

 

 

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