胞巣状軟部肉腫の患者としてできること

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 治験の終了後の体の状態はとてもよく気持ちが悪いこともなく普通の生活が送

れています。ただひとつ夜になると足や腕がかゆくなり一度かき始めるととまらな

なってしまいます。これは薬とは関係ないと思うのですが、ちょっと困っていま

す。特に風呂あがりはどことなく強いかゆみに襲われます。

 

 もう1つ先月の半ばぐらいから、左腕に痛みがでるようになってしまいました。先

月は仕事がかなり忙しかったのとだんだん寒くなっている為だと思うのですが、今

まで一度も左腕に痛みを感じる事がなかったのでちょっと気になっています。左腕

の付け根の部分が原発部分なので、近くの骨に転移していてとけているのではと

思ったりしてしまいます。

 

 先日、主治医の先生にその話しをしたのですが「大丈夫ですよ」と言って頂いた

ので気持ちが楽になりました。医者のひと事は大きいですね。それを聞いてから

大丈夫、大丈夫、ただの疲れだからと思えるようになりました。でもまだたまに痛

いです。

 

 主治医の先生とは今まで参加していた治験の話ししかした事なかったのです

が、前回の診察ではいろいろな話しをさせて頂きました。私が聞きたかった事は

2つありました。1つは今の肺の転移腫の治療をしたほうがいいかと言うこと。も

う1つはVEGFRチロシンキナーゼ阻害剤AZD2171(cediranib)の第Ⅰ相試験の

話しです。

 

 肺の治療に関しては今は症状がないので何もしなくてよいでしょうとのことでし

た。そして凍結療法やラジオ波の効果とリスクの話しや陽子線治療の話しを教え

て頂きました。肺の治療方法で新たに陽子線治療が加わり選択肢が増えました。

 

 今後の方針ですが、今の時点での私の考えは新たな分子標的薬や血管新生

阻害剤などの治験に参加して行くことです。胞巣状軟部肉腫の患者でなければで

きないことのひとつが新薬のテストだと思っています。

 

 これからは肺の大きさを3ヶ月ごとに経過検察していきながら、新たな治験を待

ちたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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このページは、プータが2010年1月11日 11:45に書いたブログ記事です。

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